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co-enヒト語りvol.3 – 絵本いけばな教室講師・金子様

はたらく、遊ぶ、集まる、など様々な使い方ができるco-en。
そんなco-enではどんな活動が行われているのか、利用者の皆様へのインタビューを通してお届けします。

第3回となる今回は「催す」場所に着目し、月に1度、絵本いけばな教室を開催してくださっている金子さんにインタビューしました。いけばなに興味をお持ちの方、co-enでイベントを開催してみたい方、必読です!

目次

・絵本の世界感をいけばなで表現「絵本いけばな」
・「ガラス張りのお部屋、ぜひ覗いてみてください!」
・絵本いけばなに触れる機会を増やしていく
・やってみたいことは気軽に相談

絵本の世界感をいけばなで表現「絵本いけばな」

ー 活動内容について教えてください

1年前から月に1度、絵本いけばな教室を開催しています。
複数回に渡る講座形式ではなく、各回で独立しているので単発で参加していただけるものです。

各回で題材とする絵本を決め、物語の想像や、どこか1ページの絵をお花で表現します。定期開催時の絵本はこちらで決めていて、8月回は「もみじくん花修行」といういけばなの本を扱いました。他にも季節の絵本やみんなが知っている絵本などを題材にしています。
またいけばなだけでなく、題材を飾るための工作もします。お花と必要な雑貨(粘土や色紙、フェルトや器など)はこちらで用意して、絵本と自分のイメージに合った工作をしてもらいます。いけばなにはそれほど時間をかけず、工作を楽しんでいる子もいて面白いです。

そして毎回「今日の絵本いけばな教室を通して、何か一つ、お花の名前は覚えて帰ろうね」と声がけしています。いけばなと工作を通して、色彩感覚やお花の知識、それにとどまらず脳の発達に繋がればと考えています。

 

ー 参加者の様子はいかがですか

参加者は6歳から10歳くらいが多いですね。
初回から毎回来てくれる子もいるし、他の習い事と重なり来れなくなる子もいます。
7月回は2歳、8月回は4歳の子もいました。幼い子でも、器用にハサミを使えていたり、渡した全てのお花を入れるのではなく自分好みに取捨選択してる様子を見ると驚かされます。
見学している親御さんも、子供達の家の姿とは少し違う面を見ることができる機会にもなっているそうです。

「ガラス張りのお部屋、ぜひ覗いてみてください!」

ー なぜco-enでいけばなを?

普段は別の仕事をしています。ある時、本職の方で知り合った方に「絵本いけばな」の取組みや、つくばで活動したいと相談したところ、co-en を紹介していただいたのがきっかけです。
私のいけばな歴ですが、はじめたのは小学校のクラブ活動でした。学生時代はほぼいけばなを選択し、2001年からは本腰を入れ現在に至っております。私のいけばなの師でもあります【戸祭瑞香子先生】が13年ほど前から「絵本いけばな」という分野をつくり、発展させています。「絵本いけばな」は考える力や色彩感覚などを鍛えられる素晴らしいものなので、戸祭先生の許可のもとご縁のあるつくばでも、子供たちに広めたいと思いスタートしました。

そして2年前の夏に単独でイベントを開催し、利便性の高さや、ガラス張りのお部屋で視認性が高いことなどを魅力に感じ、その後も継続的に利用させていただいています。

いけばなは敷居が高いというイメージがありますが、子供達が楽しそうに取り組んでいる様子を伝えられると嬉しいです。ぜひお部屋の中まで気軽に入り見学してください!

絵本いけばなに触れる機会を増やしていく

ー co-enで今後やってみたいことはありますか?

今年の春に「本と花の散歩道」という作品展を開催しました。子供達が自分で選んだ絵本を題材として一生懸命、作品を作り、co-enの廊下・小上がりスペースを利用して半日ほど飾る、というものです。この企画はぜひ続けていきたいと考えています。

また柏で毎年開催されている「花と本の広場」というイベントがございます。このイベントはスペインのカタルーニャ地方で伝わる伝説で「好きな人に本と花を贈り合う」ものです。こちらも今後、展開していきたいと考えています。絵本いけばなの作品と題材の絵本を並べて、作品を制作した子供たちが半日そこにいる参加型の作品展です。お花だけでなく絵本もキーワードとして、交流できたら面白いと思います。

あと、難しいかもしれませんが、季節がいい時に屋外で気軽に参加できる体験会のようなものにチャレンジしてみたいですね。テントの中、バケツにお花を少しずつ用意して、その場で興味を持ってくれた方が絵本いけばなを体験してみるなんてことができたら嬉しいです。

やってみたいことは気軽に相談

ー イベントを企画してみたいと考えている方へ

私自身、co-en とご縁があるまでは横目でみているだけというか、どうしたらいいんだろうとか、敷居が高いイメージがありました。サイエンティスト向けなのかなとも思ったりしていました。しかし実際はそんなことはなく、すごく気軽にco-en 運営の皆さんが相談に乗ってくださいます。なのでイベントを企画してみたいと考えている方は、まず「こんなことしたい」という相談をしてみたら一歩踏み出せるのではないでしょうか。

認知拡大の拠点としてのco-en

お花の知識や脳の発達など様々な効果が見込まれる絵本いけばな。イベントの場所であり、生活の通路であるco-enのオープンな特徴を生かして、さらに広めていきたいですね。

次回の絵本いけばな教室は花火の絵本を題材に、9月22日に開催します。
イベントの詳細はこちらから

そして私たちと一緒につくばを盛り上げてくれる方々、募集中です!小さなことでも、難しいことでも気軽にご相談ください。
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