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イベント

上根拓馬個展「Marici」

概要

会期: 2022 年11 月 18 日( 金) ~ 11 月22 日( 火)
時間:金13:00-18:00 / 11:00-18:00
入場:無料
会場:co-en ( 茨城県つくば市吾妻1-10-1つくばセンタービル1F)
企画:gallery neo_( 合同会社ネオつくばプロジェクト)
協力:つくばまちなかデザイン株式会社

この度、gallery neo_( ギャラリーネオ/ 合同会社ネオつくばプロジェクト) は、つくばセンター広場に位置するco-en(コーエン)にて現代アーティスト上根拓馬(かみねたくま)の展覧会を開催する運びとなりました。

関西出身の上根の制作は、幼少期に頻繁に訪れた寺で出会った多くの仏像たちが纏うただならぬ存在感に強い畏怖の念を感じた記憶、また同時期のSF 映画や、アニメ、ガンダムに代表するジャポニズム的ロボット表現などのサイエンスフィクションに見るサブカルチャーに魅了され、その製作者たちが生み出した未来的造形表現に衝撃に似た感動を覚えたことが根幹にあります。

上根はもともと絵画専攻であったものの、フィギュアという形式に変容させながら、作品の細部までコンセプトに忠実に再現を試み立体作品群を制作し続けてきました。その探究心は、今や、幼き日に仏像の佇まいや、サブカルチャーの作り手の思考から感じとった『畏怖と畏敬の念』をダイレクトに表現するための重要な要素の一つとなり、提示される作品群は、親しみのある「フィギュア」という存在でありながら観るものの前に仏像の如く静謐を湛え鎮座します。

土着の神々や仏教など、宇宙を構成する様々なものに祈りを捧げてきた太古の日本…
SF 映画やアニメ、ジャポニズム的ロボット表現などのサブカルチャーに羨望を向ける現代日本…

双方が混ざり合わさることで生み出される、リアルな日本なるものという概念 をガーディアン (Guardian) というフィギュアをフォーマットとした表現手段を中 心に提示し続けてきた上根は、さらに神話・物語性を加え、近年は神獣・瑞獣等 へと表現を派生しています。

「人生において、過去から未来に向けて蓄積され続けてゆく様々な思考や精神性を 内包するための聖櫃・匣としての役割を担っていくのかもしれない。」と語る上根。 それは、幼き氏が感じとった、人間が作り出す造形の奥深さ、作り手たちの表現 の追求、創造物への未知の可能性と憧憬から始まった造形表現への挑戦ともいえます。

 

本展では、陽炎・太陽光・月光という3 種類のマテリアルに対応する「Marici」の胸像を制作。光と風の波長・波紋という目には見えない現象を結晶化させた立体と、Marici を融合させた立体インスタレーションを提示します。

この機会に是非ご高覧、ご紹介いただけますと幸いです。

アーティスト紹介

上根 拓馬  Takuma Kamine
1978 年 大阪府生まれ
2002 年 東京造形大学美術学科絵画専攻卒業
個展
2011 年「 12 Guardian – M 」 GALERIE SOL , 東京
2013 年「 新世代への視点 2013」 GALERIE SOL , 東京
「カラーチャートによる煩悩の開示・108 guardian Golden DAIDARA」 メタル・アート・ミュージアム 光の谷 , 千葉
2014 年「 上根拓馬展 33G → 28Guardians Logical Thinking Material」 アートン アートギャラリー , 京都
2015 年「 上根拓馬展 焔 …HOMURA 」 EARTH+GALLERY, 東京
2016 年「 上根拓馬展 Hole dimension 8Guardians + α」 アートン アートギャラリー , 京都
2017 年「 上根拓馬展 Apsaras in flight 」 EARTH+GALLERY, 東京
「上根拓馬展 21 世紀、高天原のゆくえ 」Bunkamura Box Gallery, 東京
「上根拓馬展 Apsaras in flight 」 Art Fair TOKYO 2017/Gallery 香染美術, 東京
2018 年「 Japonica Buddha」 The Hive Art Gallery and Studios,Los Angeles
「上根拓馬展Sahasrabhuja R.K ∞/1000」アートンアートギャラリー, 京都
2019 年「 Takuma Kamine – MYO-O IN THE SHELL – 」 The Japan Foundation LA/ 国際交流基金 LA

 

プレスリリース