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co-enヒト語りvol.2 – 有限会社モーハウス

はたらく、遊ぶ、集まる、など様々な使い方ができるco-en。
そんなco-enではどんな活動が行われているのか、利用者の皆様へのインタビューを通してお届けします。

第2回となる今回は「働く」場所に着目し、コワーキング法人会員のモーハウスさんにインタビューしました。イベント参加やco-en運営へ積極的にご協力いただいているモーハウス代表の光畑さんと、スタッフの浅野さん、お二方から見るco-enをお届けします。

目次

・授乳服販売だけでなく様々な形で女性をサポート
・市外からの来訪者を考え、co-enを選択
・1日のシーンに合わせて、スペースを上手く活用
・オープンな空間だからこそできること
・子育て世代の新しいライフスタイルを、co-enから実践してみる

 

授乳服販売だけでなく様々な形で女性をサポート

ー 会社や仕事内容について教えてください

モーハウスは授乳服の販売をしています。ECサイト販売がメインですが、日本橋とつくばにショップがあります。
商品はアパレルであるものの、そのプロダクツを通して産後の女性が社会とつながることが大きなミッションです。授乳服を着ることで、赤ちゃんにいつでもどこでも授乳ができる=外出や人と会うことに積極的になれるからです。つくばの「モーカフェ」と名付けたフェムテックカフェでは子育てだけでなく更年期や乳がんなど女性の悩みをサポートする活動もしています。

 

市外からの来訪者を考え、co-enを選択

ー なぜco-enを選びましたか?

つくば駅から近いことと雰囲気が良いことが決め手でした。
モーハウスの実店舗やカフェ近くの貸事務所も選択肢にはありましたが、来社する方の利便性を考えて駅近を選びました。そしてコワーキングという、その場で新たな人と出会うことができる形態も魅力に感じています。コストの面においてもコワーキングスペースの方が賃料を削減できますしね。

ただ売り場から離れた場所で働くことは、会社として一つのチャレンジとなりました。
以前からフリーアドレスを採用していたので、コワーキングスペースで働くことには抵抗はありませんでしたが、昔のオフィスで使っていた物品の処分・移転先には困りました。
常駐スタッフのための最低限の備品に関しては、co-enのロッカーを複数借りて収納し、大きな備品は倉庫を使い、必要な時に取りに行くという運用です。
あとはコワーキングへの入居が、co-en立ち上げのタイミングであったため、ハンガーラックや観葉植物など一部のインテリアをco-enにお預けして使っていただく形で、助けていただきました。

 

1日のシーンに合わせて、スペースを上手く活用

ー co-enではどのように日常の業務を行っていますか?

会社全体は13〜15人ほど働いていますが、co-enに常駐しているのは2〜4人です。
co-enでは、授乳服の企画や経理、営業などバックオフィス業務を行っています。

(浅野さん)
普段はBeer & Cafe Engi側のオープンスペースで作業することが多いですが、外部との会議や大切なリモート会議がある時はco-enの会議室を借りることもあります。

(光畑さん)
オンライン会議や講演の時は半個室ブースにこもることがありますが、普段はオープンスペースで働くことが多いです。そのためコワーキング近くの通路から知り合いに声をかけられることが多いですね。
またco-enで仕事をしている時に偶然開催されているイベントには積極的に顔を出すようにしています。登壇する機会や主催者が知り合いであることもあり、イベントをきっかけにさらに知り合いが増えています。

 

ー co-enの魅力・周辺エリアの魅力を教えてください

(浅野さん)
都内から電車で通っているので、やはり駅から近いことが大きな魅力です。来客時にも、駅からの動線がわかりやすく案内できるので助かっています。
また生活必需品が徒歩圏で手に入る利便性のため、co-en常駐のスタッフの中には、お昼休みのうちに近くのスーパーで夕飯の準備をしているメンバーもいます。子育て中であれば帰宅後も忙しいのでお昼休みを有効活用できることは大きいです。

(光畑さん)
通路との壁がなくオープンなところが大きな魅力だと感じます。
先ほど話したように、偶然知り合いに遭遇して新たな仕事の話が生まれたりすることはもちろん、もしここでも弊社が取り組んできた子連れ出勤ができれば、新しい働き方を社会的に広めるメディアとしても大きなポテンシャルだと思います。
co-enには、若い学生や長時間黙々と画面に向かう男性など、子育てが身近でない方も多く居られます。このように様々な属性の方が働いている近くで子連れ出勤をすることで、多様な働き方を自然と広めることができると考えています。

 

オープンな空間だからこそできること

ー 最後にco-enで今後やりたいことについて教えてください

すでに「otona-en」として開催しているイベントでは、女性の悩みを相談できるイベントも企画したいと思います。”こども広場”のような子どもと一緒に集まる場所だと、どうしても子どもたちの成長や子育ての話に留まりがちです。しかし”母親”としてではなく、一人の女性としてライフプランや自己成長の話などの相談ができる場所って意外と少ないので、ぜひそう言った悩みやニーズに対応していきたいです。

また、先ほども話しましたが、このオープンな場所で子連れ出勤を進めていきたいですね。子連れ出勤を取り入れているコワーキングってほとんどないので、co-enとしても大きなポイントになると思います。co-enはオープンな席、そして外から見えるイベントスペースなどがあり、多くの方の目に触れるので、以前百貨店やショッピングセンターのショップで子連れ出勤を行っていたように、若い世代にとっても子育てと仕事の両立の可能性を感じる機会になるでしょうし、当事者にとっても、子育てスキルと子どもの社会性を向上させるにも有効です。
ただ「子連れ出勤=託児所がある」というわけではない手法になると思うので、その認識はしっかり合わせておくべきですね。あくまでも自分の子どもは自分が見る、という前提のもとで子連れの可能性を広げたいです。

 

ー 子連れ出勤ハードルを低くするためにはどうすればよいでしょうか?

本格的に子連れ出勤を進めていくためには、まず研修プログラムを用意して子連れ出勤に関する知識や情報を私たちからお伝えします。その後エリアを限定してのトレーニング、慣れてきたら他の人と同じように働く、というように段階的に進めていくことで実施することができると思います。
モーハウスの中には経験豊富なサポーターがたくさんいます。理解のある人が周りにいるのといないのとでは環境が全く異なるので、そう言った意味でもco-enは子連れ出勤の場所として最適なのではないでしょうか。

 

子育て世代の新しいライフスタイルを、co-enから実践してみる

つくば市は子育て世代の移住者も多く、子どもを育てながら活躍する女性たちも増えています。モーハウスさんが描くみんなで悩みやノウハウをシェアするような機会や、託児所に預けない子連れ出勤のスタイルを実践など、オープンスペースという強みを活かして、今後もco-enで一緒にチャレンジしていきたいと思います!